震災から10年
阪神・淡路大震災発生から10年が経ちました。
このところNHKでは、震災に関連した番組が多く放送されています。番組を通じて、改めて「自分が住んでいた街で、現実に起きた事なんだ・・・」と思うことがありましたので、2つ書きます。
1つ目。
1月11日に放送された「プロジェクトX」では、「鉄道分断 突貫作戦 奇跡の74日間 ~阪神・淡路大震災~」が放送されました。
壊滅的な被害を受けた東海道本線「神戸~大阪」間。道路が大渋滞する中で、鉄道の早期復旧が望まれていましたが、高架化されていた線路が崩れ落ちた「JR六甲道駅」周辺の被害はあまりにひどく、復旧に向けた最大の難関であったそうです。
私が高校通学で利用していたバスは、この「JR六甲道駅」を経由していました。
被害の様子を最初にTVで見た時は、身近な場所の変わり果てた様子に愕然としました。
番組では、崩れ落ちた高架部分をジャッキで持ち上げて、柱部分は新たに作り直し、線路部分は再利用することで、驚異的な短期間で全線開通を達成させた話が紹介されていました。
2つ目。
1月16日に放送された「NHKスペシャル」では、「マンション再建 住民の選択」というタイトルで、震災後のマンション再建・補修に向けた住民達の苦労が紹介されていました。
10年経過した今でも再建or補修の住民意見がまとまらずに手付かずのままのマンションや、再建は果たしたものの意見の対立で人間関係が崩れてしまったマンションが取り上げられてていました。
後者の事例で紹介されたマンションの、当時の管理組合理事長が、番組の取材に応じていました。
マンションの住所と、理事長の名字を見て・・・この元理事長の奥さんは、おそらく私の小学校の担任の先生だと思いました。元理事長は、苦労してマンション再建を果たしたものの人間関係に疲れてしまい、現在は和歌山県の静かな土地に引っ越されていることが紹介されていました。先生も、ご一緒に和歌山におられるのでしょうか・・・。
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地震が発生した時、私は社会人1年目で北海道に移り住んでいて、会社の営業所で働いていました。
地震発生から1日経過しても、神戸の両親に連絡がつかずに混乱している私に、当時の営業所の所長がアドバイスしてくれました。「金子さん、お父さんの勤務先に連絡してみなさい。どこの事業所でもいいから。会社は安否の情報を集めていると思うよ。」
すぐに東京の事業所を調べて電話をかけてみると、「金子さん(私の両親)は、無事という連絡が入っています。」と教えてくれました。安心したと同時に、冷静にアドバイスしてくれた所長に大変感激した記憶があります。「部下を持つ人は、こういう冷静さが大事なんだな・・・」と。
所長は、現在は会社の取締役になりました。会社で取締役の名前を見るたびに、10年前の冷静なアドバイスの事を思い出します。
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